東京都品川区の昆布屋「河邊商店」|武蔵小山駅から徒歩5分
創業慶応元年 東京で一番古い昆布屋です。小売から業務用まで、海藻各種取り揃えております。トップの写真は昭和30年前後のものです。
慶応元年(1865年)創業
初代は山久保利兵衛。今の四代目から見て曾お爺さんです。伊勢の国、津に生まれ身丈は六尺(180cmちょっと)当時ではかなりの高身長!西郷さんと同じくらいですね。
利兵衛さんは伊勢で家業の昆布加工技術を勉強し、慶応元年に江戸六郷(今の大田区六郷あたり)の代官大井川氏に招かれ、深川に刻み昆布加工業を開きました。
この利兵衛さんは粋な人だったそうです。原材料にこだわり、買い付けの為に数ヶ月を費やして三陸まで足を運び、吟味していました。やがて清国との貿易を開始し、「南京昆布屋」と呼ばれるようになります。余談ですが、明治中期には渡米!これは仕事ではなく個人旅行。琵琶を片手に語り旅行をした?らしいです。鯔背な人です。
その後、息子が二代目を継ぎ、"河邊"と改姓。更に恩顧になった人達の名を取り、屋号を「三吉屋」としました。そして大正十二年の関東大震災で被災し、武蔵小山に移転しました。この地で今の「河邊商店」になります。三代目は戦争にも負けず、河邊商店を守り四代目へと継承します。
2016年12月2日、100年以上に渡り業務を継承している店舗として品川区から表彰されました。
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/page000030000/hpg000029940.htm
※営業日は平日月〜金曜日
11時〜18時
平日11:00~18:00